omakubとは
omakubとはUbuntu Desktop環境を良い感じにしてくれるプラグインです。

Omakub
Turn a fresh Ubuntu installation into a fully-configured, beautiful, and modern web development system by running a sing...
具体的には以下の表にあるアプリをインストールしてくれたり、良い感じのデスクトップテーマやホットキーなどを設定してくれます。
ジャンル | インストールされるもの | 説明 |
terminal | Aracritty | Rust製の軽量なターミナル. 以下のツールも一緒にインストールされる eza, fzf, ripgrep, zoxide, bg |
terminal multiplexer | Zellij | Rust製の軽量で直感的な操作が可能なターミナルマルチプレクサー |
Editor | Neovim (with lazyvim) | lazyvimを適応済みのNeovim |
IDE | VSCode | |
Launcherアプリ | Ulauncher | Raycastっぽいランチャーアプリ |
その他 | – Docker (MySQL, Redisコンテナ付き) – lazydocker – lazygit – Xournal++ (PDF Viewer) – VLC (video player) – pinta (image editor) – gh command (GitHub CLI) – mise (RubyとNode.jsのバージョン管理ツール) – Ruby, Node.js, Python, Go, Java – Super+1/2/3..で仮想デスクトップを切替可能 – Alt + デスクトップに配置した順序 でアプリを起動/切替可能 |
前提条件
omakubをインストールするためには以下の3つの条件を満たす必要があります。
- x86のコンピュータであること(ARMはまだサポートされていない)
- Ubuntuインストーラーを入れる32GB以上のUSBメモリ
- Ubuntu 24.04(または24.10)。
筆者はLenovoのThinkPad E14 Gen6(AMD)にUbuntu24をインストールし、その後にomakubをインストールしました。
omakubインストール時に種々のプロファイルが編集されるので、基本的に何もいじられていないUbuntu24にインストールするのが良いと思います。
install方法
ubuntu24がインストールできたら、次に以下のコマンドでomakub自体をインストールします
wget -qO- https://omakub.org/install | bash
インストール時に一緒にミドルウェアをインストールするかどうかも聞かれるので、お好みで選んでください。
ruby on rails、golangなどを一緒に入れるかどうか、docker上ですぐにmysqlが起動できるようにしておくかとか色々聞かれます。
補足:Alacritty起動時にtmuxを起動するよう修正
OmakubではAlacritty(terminal)起動時にターミナルマルチプレクサーであるZellijが起動されます。
このZellijは直感的にではあるものの、筆者はtmuxのほうが慣れているので、tmuxを一緒に起動するように修正しています。
修正するには$HOME/.local/share/omakub/defaults/alacritty.toml の(1) programを
/bin/bashに変更した上で、(2) argsという値を追加してそこでtmuxをターミナル起動時に立ち上げるように設定します。
[env]
TERM = "xterm-256color"
[shell]
-- program = "zellij"
++ program = "/bin/bash"
++ args = ["-l", "-c", "tmux attach -t default || tmux new -s default \\; source ~/.config/tmux/default.session.conf"]
...